熊本市民合唱団ユーゲント・コールとは


戦後間もない1951年(昭和26年)、当時熊本にあったアメリカ文化センターが、その文化活動の一環として合唱団員を募集し「CIEグリークラブ」という名称で発足したのがユーゲント・コールの始まりです。集まった百数十名の中から初代指揮者と役員が選ばれ、熊本市公会堂(今の熊本市民会館)で練習していました。その後1954年(昭和29年)、アメリカ文化センターが福岡に移転し、これを契機に合唱団もアメリカ文化センターから独立し、「ユーゲント・コール」と改称されました。

ユーゲントとはドイツ語で「青春」を意味し、「いつも若々しく伸び伸びとした明るい団であるように」との願いを込めて、団員公募で名づけられた名称です。年齢も職業もきわめて幅広い層で構成されています。歌が好きなら誰でも入会できる「開かれた合唱団」として創立以来実に70年近くにもわたる活動を行ってきました。

主な活動内容


1.成果発表の場…定期演奏会(2年に1回)

私たち団員の日頃の練習成果を発表する場です。通常隔年で2月中旬に開催されます。

クラシック合唱曲や合唱組曲の他、懐かしい歌謡曲や最新のポピュラーソングまでいろいろ登場します。時には歌だけでなく踊ったりすることもあります。

次回定期演奏会は令和3年2月頃に開催します。


2.郷土とともに歩む…熊本音楽連盟定期演奏会(2〜3年に1回)

熊本市の7つの音楽団体(熊本交響楽団、熊本大学フィルハーモニーオーケストラ、熊本混声合唱団、熊本大学合唱団、へきらくコール、熊本フィルハーモニアシンガーズ、熊本市民合唱団ユーゲント・コール)が集まって、オーケストラと合唱の大作に取り組む演奏会です。前回は合唱部門のみで平成30年5月13日(日)に市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)で開催されました。

3.練習場所、ルーテル熊本教会での「メサイア」演奏(毎年3〜4月・12月)

ユーゲント・コールが現在練習場としてお借りしている、日本福音ルーテル熊本教会(熊本市水道町)で年2回、礼拝のときにG.F.ヘンデルのオラトリオ「メサイア」の中から抜粋して演奏を行います。3〜4月のイースター礼拝では「メサイア」の第二部、第三部(キリストの受難と復活)から、12月のクリスマス礼拝では主に第一部(生誕)の曲を演奏しています。

4.熊本県合唱祭への参加…全日本合唱連盟の一員として

熊本県合唱連盟主催の合唱祭に参加します。県下の小中学校、高等学校、大学、一般の合唱団約70団体が参加する合唱の祭典です。通常5月下旬〜6月上旬に開催されます。詳細は熊本県合唱連盟ホームページにも載っています。

5.ユーゲント・コールの挑戦…合唱コンクールへの参加

ひとつの市民団体が、どこまでのことができるのか…ユーゲント・コールは「歌が好きな人なら誰でも入れる」市民合唱団です。音楽関係の学校を卒業している人もいますが、ほとんどはアマチュアで、初心者や経験が浅い団員もたくさん在籍しています。そんな私たちが、全日本合唱連盟主催の合唱コンクールに参加します。そして単に参加するだけにとどまらず、技術的にも高いものを目指します

6.熊本県ヴォーカルアンサンブルフェスティバルへの参加

団内の有志で少人数のグループをつくり、熊本県合唱連盟主催のアンサンブルの演奏会に参加します。通常2月上旬に開催されます。詳細は熊本県合唱連盟ホームページにも載っています。

7.その他の活動

2011年9月には第53回熊本県芸術文化祭オープニングステージ「ふるさとは水清く…」 〜洋楽・邦楽と美術の融合〜に参加、同年10月に熊本で開催された「ねんりんピック2011」に式典音楽隊の一員として参加しました。

その他自主的な行事として、毎年春と秋のレクレーションや忘年会など、楽しい行事も行っています。過去には名誉指揮者草尾文隆先生のふるさと”阿蘇町”にてワラビ狩り、昨年は松島温泉へ日帰り旅行をしました。また団員の親睦を深めるため、コンクールや定期演奏会の後などに懇親会を行っています。その他、有志参加行事(ビアパーティや花見、他団体の演奏会を聴きに行くツアー等)も盛んです。  

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